名古屋に勤務されていた時に、
すっかりお世話になった映像のお師匠さんから、
思いがけなく電話を頂いた。
名古屋の放送局の一線で働いておられただけに、
毎日が多忙で、だから、それでも、小牧空港で、
ヘリコプターの勤務のある前の晩でも、遅くまで、
空港のそばのホテルで、さまざまな撮影器材のことや、
高度な編集ソフトのFinal Cutの編集の仕方など、
伺っても伺っても、私には半分も理解できない難解な事柄を、
噛み砕いて、熱心に教えて下さった熱い “お師匠さん” だ。
長崎に転勤になられて、全国放送の折りは、時々、連絡を、
下さったが、最近、やっと幾らか時間にユトリが出来たとかで、
旅にでられそうだと,そんなお話だった。
最近の撮影器材のことなどお話ししているうち、
話題は尽きず、次から次と話が長くなるし、
私も溜まりに溜まった撮影に関わることなど、
幾らでも話したいことがある。
で、是非お目にかかりお話を伺いたいと、ご都合を伺ったら、
20日以後なら都合がつきますヨとか。
私は、26日は東京でSDCの新年会があり、
東京で5泊決めてしまったところだ。
シメタッ!
電話をすぐ切って航空券とホテルの手配をした。
調べた全日空の航空運賃の高いこと!
えエッツ!!!長崎まで、ローシーズン価格でも、
片道2万5千円。
往復で5万円!?!?!
チョット足せば東南アジアに、
一週間タップリ潜りに行けるじゃないか!
が、”一休”で探したら、う〜ん、ホテルは、
イイね!が見つかった。
*
「長崎南山手は、その昔、外国人居留地だった町。
大浦天主堂やグラバー邸をはじめ、
開港時を偲ばせる洋館群が建ち並び、
今もロマンティックな異国情緒を漂わせています。
そんなエリアに、21世紀型の新しいホテルとして
ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルは誕生しました。
設備や施設は、どこまでも最新のスタイルで、
おもてなしの心は、限りなく長崎情緒にあふれ、
当ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルならではの、
ファーストクラスのくつろぎを、ご用意いたしました。
長崎の旅の起点に、華やかな一日をお過ごし戴けますよう、
真心を込めて、あたたかくお迎えいたします。」
と、あるのを見つけた。
もうひとつラデイソンという新しそうなホテルが、
あるにはあったがヒルというからには港の見える山の手だろう。
障子紙を破き、障子に穴を開けて、港を覗きながら、
ひと晩中、ピンカートンの帰りを待ちこがれた
いじらしい蝶々さんの気持ちを偲びたいと、即、決断した。
*
三日もお師匠さんに長崎の案内を頼む訳にはイカン。
あとは自分で廻れば良い。
“グラバー邸”とあらば、
ナントしてでも行って是非マダムバタフライを堪能してこよう!
「さっそく長崎行きの手筈が整いました。
“お師匠さま”をお使いだてして誠に申し訳ありませんが、
ご迷惑と存知ますが、空港でピックアップよろしくお願いします。」
と、厚かましさ丸出しのお願いのメールをしてしまった(笑)
嬉しいことに「承知した。お任せください。」と、
iPhone からすぐ返事が入った。
ワーお! “マダムバタフライ” ゆかりの地に、
全く、思いがけなく、旅に出られることになったゾ!
胸がワクワクしてきた。(笑)
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