パソコンに「かんぱい」と入力すると、
「乾杯」と変換してしまう。
朝起きた時までは、そのつもりでいたが、
「完敗」してしまっては、その気にもなれないと、
新聞のコラムに皮肉たっぷりに書いてある。
サッカーワールドカップブラジル大会で日本代表が、
初戦をコートジボアールに、第2戦をギリシャに破れたうえ、
3戦をコロンビアに1−4で敗れ、2大会連続の決勝トーナメント
進出は夢と消えてしまった。
ネットで見る各紙の論調も参戦前とは、
ガラリと変わってしまった。
“よもやこれほどまでの辱めを受ける屈辱的惨敗になろうとは…。”
と云った具合。
別のところには、こんな事も書かれていた。
“史上最強のメンバーで出場!” と、マスコミに囃され、
すっかり、その気になって出場したところに、初戦から敗れる
原因があった。
今回のメンバーたちは、確かに今までの日本の選手の中では、
「史上最強」であったかもしれないが、彼等は『世界の強豪』たちに
伍して闘える「史上最強」の選手たちであったか?
ミランや、マンチェスター、インテル、で多少活躍し
(日本のマスコミ報道では)注目されたとはいえ
主力選手として待遇されておりもしない日本人選手を揃え、
「史上最強」のメンバーだ、と囃し立て、その気にさせて
送り出したところに、そもそも敗因があった。
喰いっぱぐれなく生き抜く為に、喰うか喰われるかで身体を張って闘う
“猛者揃い”の選手たちばかりで組み上げられたチームで、
もともと太刀打ち出来ない相手チームを、
“俺たちらしい自分たちのゲームの進め方でやれば『勝てる!』”
などと、あなどって対戦したところに敗因があった。
などと、手厳しい。
結果は結果として、全身全霊のプレーで、
力一杯闘っただろう選手たちがピッチに座り込む無念さのにじむ
写真が無情だ!