都会のド真ん中に、こんなに広大な庭園をしつらえた、
戦前の宮様たちの暮らしぶりに想いを至らせると、
それはそれで、凄い物語だ。
戦後、没落したその宮家から、(多分)さほど莫大とはいえぬ額で、
土地を買いたたき、幾くつもの巨大なホテルを、ぶッ建てた、
西武の堤一族の華麗な物語も、凄ごそうだ。
が、時代が変わり、その一族が、
手放さざるを得なくなった(だろう)没落(?)の物語も凄そうだ。
そんな面影の偲ばれる豪壮な庭園の樹木に囲まれたホテルが、
チョット前までは、泊まろうとしても、余りに “お高くて” なかなか、
泊まれなかったが、今や、品川駅前に林立する巨大なホテル群の料金に、幾らか足すだけで、私でも泊まれるようになったことは、、、、
喜ぶべきことだろうか?
いつも世話になるmic21の品川店が、目と鼻の先きにあるので、
久しぶりに金子店長に逢い「お礼を言う」つもりと、
先月、スリランカを旅した水中写真家と、その時の女性と、
久しぶりにお目にかかり、夕食をご一緒しましょうということで、
今回も泊まったのだが、
都内では珍しい、いつまでも残したい、
失いたくない貴重なスペースだ。
が、リニア新幹線が開通すると、
もう、べらぼうに ”お高い” ホテルになってしまい、
”ご縁” が無くなってしまうだろう。(笑)